会計按分方法

介護サービス事業別に会計数値を算出表示するにあたって、介護サービス別の売上については、比較的把握しやすいと思います。しかし、介護サービス別に対応する費用の計算についてはより煩雑になります。

介護サービスに直接対応する費用は直接対応させて表示するのが原則ですが、各介護サービスの共通の費用について合理的に按分する基準が必要になります。

 

 

具体的科目および按分方法

 

具体的科目および按分方法は次のとおりになります。
なお、会計区分を行った際に、どのような按分方法を用いて区分したか分かるように記録しておくことが必要になります。

 

給与費

 

給与費で想定される勘定科目は、介護職員・医師・看護婦給与等常勤職員給与、介護職員・医師・看護婦給与等の非常勤職員給与、退職給与引当金繰入、法定福利費が考えられます。

按分方法は、勤務時間割合により区分することが望ましいですが、困難な場合は、職種別人員配置割合、看護・介護職員人員配置割合、届出人員割合、延利用者数割合により按分することも認められています。

 

材料費

 

材料費で想定される勘定科目は、介護用品費、医薬品費、施設療養材料費、施設療養消耗器具備品費、診療材料費、医療消耗器具備品費が考えられます。

按分方法は、各事業の消費金額により区分することが望ましいですが、困難な場合は、延利用者数割合、各事業別収入割合により按分することも認められています。

 

給食等の材料費

 

給食等の材料費で想定される勘定科目は、給食用材料費が考えられます。

按分方法は、実際食数割合により区分することが望ましいですが、困難な場合は、延利用者数割合、各事業別収入割合により按分することも認められています。

 

その他材料費

 

その他材料費で想定される勘定科目は、その他の材料費が考えられます。
按分方法は、延利用者数割合により按分することが望ましいですが、困難な場合は、各事業別の収入割合により按分することも認められています。

 

委託費

 

委託費で想定される勘定科目は、委託費(寝具)、委託費(給食)、委託費(その他)が考えられます。

按分方法は、各事業の消費金額により区分することが望ましいですが、困難場合は、延利用者数割合、実際食数割合、建物床面積割合、延利用者数割合により区分することも認められています。

 

経費

 

経費で想定される勘定科目と按分方法は以下の通りとなっております。

 

福利厚生費、職員被服費

 

給与費割合により区分することが望ましいですが、困難な場合は、延利用者数割合により按分することも認められています。

 

旅費交通費、通信費(通信運搬費)、交際費、諸会費、雑費、渉外費

 

延利用者割合、職種別人員配置割合、給与割合が望ましいです。

 

消耗品費、消耗器具備品費、保健衛生費、被服費、教養娯楽費、日用用品、広報費

 

各事業の消費金額により区分することが望ましいですが、困難な場合は、延利用者数割合により按分することも認められています。

 

車輌費

 

使用高割合により区分することが望ましいですが、困難な場合は、送迎利用者数割合、延利用者数割合により按分することも認められていいます。

 

会議費

 

会議内容により事業個別費として区分することが望ましいですが、困難な場合は、延利用者数割合により按分することも認められています。

 

光熱水費

 

メーター等による測定割合により区分することが望ましいですが、困難な場合は、建物床面積割合により按分することも認められています。

 

修繕費(修繕維持費)

 

建物修繕は、当該修繕部分により区分、建物修繕以外は事業個別費として按分することが望ましいですが、困難な場合は、建物床面積割合により按分することも認められています。

 

 

賃借料、地代家賃

 

賃貸物件特にリース物件については、その物件の使用割合により区分することが望ましいですが、困難な場合は、建物床面積割合により按分することも認められています。

 

保険料

 

建物床面積割合により按分、自動車関係は送迎利用者数割合または使用高割合で、損害保険料等は延利用者数割合により按分することが望ましいです。

 

租税公課

 

建物床面積割合により按分、自動車関係は送迎利用者数割合または使用高割合で按分することが望ましいです。

 

保守料

 

保守契約対象物件の設置場所等に基づき事業個別費として区分することが望ましいですが、困難な場合は、延利用者数割合により按分することも認められています。

 

 

 

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